住育コミュニケーション

住育コミュニケーションって?


住育が生まれた話


住育マップ

住育コミュニケーションって?

住育コミュニケーションイラスト

どんな悩みがあっても どんな環境にあっても 暮らしを楽しむ方法があります。自分の心と自分自分の心と家族。そして自分の心と住まい(環境)。この3つをつなげて考えること。 そして、それらを活かして 暮らしを楽しむこと。 それが、住育コミュニケーションです。

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家族が暮らして幸せになる 住育の家をつくってきました。私はこの約30年、母・妹とともに お母さん目線の家「住育の家」づくりを してきました。 「住育の家」は 大きな家やカッコイイ家ではなく、 そこに暮らす人の心を考え、 家族の気配がわかり、 家族が仲良くなる工夫が たくさんつまった家です。

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「住育の家」づくりをする過程で、 毎回、お客様に 根掘り葉掘りお聞きします。どんな家族になりたいですか?どんなお母さん、妻でありたいですか?子どもとどんなことをしたいですか?どんな子どもに育って欲しいですか?だんなさんと10年後、 どんな夫婦になっていたいですか?どんなものを食べて、 どんな会話をしたいですか?毎日、何が楽しくて、何が嬉しくて、 何が不満で不安ですか???そして、それをどうしたいですか?私は、毎日このようにお話をお聞きして、 住まいと 生活する人の心の関係(住育)について 深く掘り下げて考えるようになりました。

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「住育の家」に住まなくても 暮らしを楽しむ ピントがたくさんあります。家を新築やリフォームする時に 「住育の家」を建てることは ステキなことですが、 実は、「住育の家」に住まなくても、 家族で暮らしを楽しむ方法・工夫が たくさんあります。 妻として、母として、 また娘としての母との関係、経験、 そして多くのお客様と出会って、 今、私の手元に、 たくさんの辿り着いた 暮らしのヒントがあります。 間取りや家具の配置など大掛かりなものから、 言葉や習慣、些細な行動など 時間もお金もかからないものまで、たくさん。 それが、家族で暮らしを楽しむ 「住育コミュニケーション」です。

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世界中のお母さんに一緒に楽しく 笑顔になって欲しい。「住育コミュニケーション」を知って欲しい。 世界中のお母さんに一緒に楽しく、 笑顔になって欲しい。 「住育コミュニケーション」を 少し知るだけで、 きっと心も軽くなります。 私の母はよく言っています。 「お母さんの右手にはパワーがある」 海の底より深い愛がお母さんにはあります。 まずは、子どもと手を繋ぐところから。 右手で子どもの頭を撫でて、 右手で背中をポンポンポンとするところから。「住育コミュニケーション」は そこから始まります。

住育が生まれた話

住育が生まれた話イラスト

私の母から住育は生まれました時代は、1946年 今から半世紀以上昔にさかのぼります。 少し、私の母の話をさせてくださいね。 私の母は、現在72歳。 元気に今も「住育の家」づくりをしています。 生涯現役だそうで、 「住育」や「住育の家」を伝えるために 足が痛くてもフラフラでも世界中、 日本中を飛び回っている母です。 そんな母から、この住育が生まれた理由は、 母の生い立ちにあります。 実は、幼少時代に、家族を3人も、 お風呂場やトイレの温度差など 家の中の事故で亡くしました。 どうして、安心するはずの場所で 人が死ぬのか? 大きな疑問が生まれました。

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家にいるのが一番長いのは、 多くの場合「お母さん」なのに、また、代々教師の家庭に育った母は、 当たり前のように小学校の教師になりました。 家庭訪問で、子どもと家庭環境、 間取りの関係性があることにも、 疑問を持ちました。 そんなころに、実家の新築工事の 現場監督をしていた父と出会い結婚。 工務店設立にともなって、 母は学校の先生をやめて、 父の仕事を手伝うようになりました。 母の仕事は経理と雑務。 工務店としての家づくりは父の仕事で、 母はあくまでお手伝い。 思うことがあっても、何かを意見できるような 環境にはありませんでした。 けれど、 父のつくる家は、母の目には お世辞にもいい家には見えませんでした。 家にいるのが一番長いのは、 多くの場合「お母さん」なのに、 当時、家という大きな買い物はどこの家でも 男の人をベースに話し合いが進められ、 家を買う家族の中で 「お母さん」の意見を取り入れることは あまりなかったように思います。

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「ど素人がダメなら、 プロになってやる!!」家の間取りも、導線も、造り付けの家具も、 子育てや家事、介護には向かない家。 そんな家が、男性と男性の話し合いで つくられる時代でした。 そんな時、母は思い切って、 父に思っていることを伝えました。 生活に寄り添った もっといい家ができると信じて。 その母に向かって父は、 「ど素人は黙っとけー!!!」と 怒鳴ったと言います。 母は、その父の言葉に立ち上がりました。 「ど素人がダメなら、プロになってやる!!」と。 そこから母の超多忙な毎日が始まります。 家事や育児、仕事の手は抜けません。 以前と変わらない生活にプラスして、 夜は3つもの専門学校に続けて入学。 学校にいかせてもらえる事に感謝しつつ、 できることは何でもしたと言います。 母はいつもヘトヘト。 毎日、何をやっているんだろう…と 学校へ行く電車の中で泣いていたそうです。 時には、追い詰められて、 私たち子どもを連れて死のうとしたり、 父の顔とよく似た私に 手を上げることも多々ありました。

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母の提案は、いつも 「お母さん」目線の家。そんな母とのコミュニケーションは、 親子の交換ノート。  「大きくなってママを助けてあげる」と 交換ノートに書いていたからか? ずっと幼稚園の先生になることが 夢だった私が、いつの間にか気付けば、 家づくりの世界に入っています。(笑) 娘から見ても、母の生活を助けたいと 思うくらいの疲れた母でした。 交換ノートを書きながら、 母は私たち3人の子どもを育て、仕事をして、 3つの学校も卒業し、 家づくり、インテリアに関わる資格を いくつも取得しました。 また、日本は福祉が遅れていると 誰よりも早く、 北欧まで福祉の勉強に行きました。 そこから、母は自分の知識をもとに、 父に、そしてお客様に間取りの提案を するようになります。 その提案はいつも「お母さん」目線の家。 洗濯機は1階なのに物干しは2階、 なんてことがないように。 家族の気配や温度、 光や風を感じる家になるように。 家事動線や子育て・介護の動線はもちろん、 思いや夢に合わせて、 家族で過ごすリビングの作り方や夫婦の寝室、 子ども部屋のあり方、玄関やトイレなど 隅から隅まで「お母さん」の目線を 詰め込みました。

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住まいで人やペットの精神状態まで 影響することを自ら体験いつの間にか、母のプランは大人気に。 お客様からのご指名も多くなり、 ついには、父も母に「先生と呼ぶわ」と 言うほど活躍するようになりました。 母は、テレビや新聞に出るようになり、 日本全国から家の相談を 受けるようになりました。 私たちの家も気づけば、建売住宅から バブルの波にのって豪邸へ。 けれど、2000年、バブル崩壊とともに突然、 父が他界。 母は多額の借金を抱えることとなり、 豪邸から小さな京町屋の借家に 引っ越すことになります。 周りから見れば、 不幸のどん底だったかもしれません。 けれど、その時に、「住まい」について、 大切な事に気づくことになりました。 豪華で、大きくて、新しくても冷たい家がある。 逆に、古くて、小さくて、 お金をかけていなくても、 あたたかいい家がある。 そして、住まいで人やペットの精神状態まで 影響することを自ら体験しました。 私達3人の子育て、祖母の介護など 母の生きてきた経験や思いを全てつめこんで、 「お母さん」目線の家は ブラッシュアップされていきました。 こうして、「住育」が誕生!  「住育の家」がつくられました。

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私たちは母の「住育」に 育てられました。母は、とてもパワフルです。 泣いたり怒ったりしながら、 毎日を過ごしています。 パワフルだからこそ、 人との衝突も少なくありません。 時には、そんな母に うんざりすることもありました。 それでも、 私たちは母の「住育」に育てられました。 私は3人兄弟です。  長女の私は、美術系の大学を卒業後、 母の会社に入社。 イタリアへ留学し、日本の家庭とは違う 「暮らしの楽しみ方」を学び肌で感じたり、 北欧やニューヨーク、 世界中の「住まい」を見て回ったり、 「住まい」とそこに住む人の心の関係を 深掘りしながら、 「住育の家」のみならず、 「住育」や「住育コミュニケーション」を 多くの専門家や大学の先生方にも ご協力いただき体系化し、今に至ります。 弟は、不動産業界で長年働いています。 妹は、一級建築士として独立し 「住育の家」を設計しています。 母と同じように、「住育の家」に住み、 夫と息子とで 住みながらのオープンハウスをしています。

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「住育コミュニケーション」を広めて、 育てたいと思っています。そして今、私は夫と22歳の息子と15歳の娘と 暮らしています。 子育てや夫婦関係に 人並みに悩むことはありましたが、 同時に「住育」に助けられたことも たくさんあります。 母がはじめた「住育の家」づくりと それをもとに、私が育ててきた 「住育コミュニケーション」。 私や母に興味を持ってくれている娘も一緒に これから、さらにどう育てていくか。 私たちだけではなく、 多くの方の経験や思いもお聞きしながら、 「住育コミュニケーション」を広めて、 育てたいと思っています。 これからが、ワクワク楽しみです。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

住育マップ

「なりたい私」そして「家族関係が良好」に… 家庭も仕事もうまくいく!大満足の人生を過ごせる鍵!「住育マップ」

大満足の人生を過ごせる鍵!「住育マップ」

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「あなた自身の夢はありますか?」「夢はありますか?」 と聞かれて、すぐに答えられますか? 住まいづくりをする時に、 私は最初にその質問をします。 その質問で、私は、多くのお母さんを 目の前で泣かせてしまいました。 「息子がね…サッカー選手にね」 「娘がね…ケーキ屋さんに」 「夫が部長に…」 と家族のことばかり。 いえいえ、そうじゃなくて、 「あなた自身の夢は?」と もう1度お聞きしたら… ぽろぽろ涙を流すお母さん。

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忙しいお母さんは、 自分のことは後回し「いつの間に、 私は夢がなくなってしまったのでしょう」 そう青ざめて固まってしまったお母さんも…。 夢や、希望… もっとこうしたい!ああなりたい! といった想いは、 お母さんでなくても誰もが持っているはず。 それらは、若い時に沢山持っていたはずです。 でも、 結婚して、子どもを産んで育てていると、 自分のことは後回し。 日々の忙しさに追われて どんどん忘れていきます。 そして無意識にのうちに、 自分のことを考える余裕がなくなり、 ポジティブな考え方をしなくなって… 心に鍵をかけてしまう お母さんも少なくありません。

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自分自身の心の声を 簡単に紐解くツールがありますでも、大丈夫。 ここでは、 未来の「なりたい自分、家族」を つくるために 欠かせないツールを紹介します。 住育マップ、ベスト10シート、 イメージシート、夢年表。 これらは ポジティブな気持ちをもう一度すくいあげる そんな役割りをしてくれる仕組みです。 鍵のかかった心を少しづつ開けてくれます。 どんな家族になりたい? どんな私でありたい? どんな毎日を送りたい? と考えたとき、まずは自分自身の夢、 そして心の声を紐解いていくことは どうしても、欠かせません。 まずは『住育マップ』。 どうか重くとらえずに。 毎日1分でできますよ。

住育マップのやり方

日常生活の中で 「わざわざ言わなくてもわかるだろう」と 思っている嬉しい気持ちや悲しい気持ち。 自分自身でさえ気づいていなかった 「こんなことを大切に思っていたんだ」 という気づき。 夢マップを作って言葉にして目にすることで、 自分も家族も、 家族みんなの心を知る第1歩となります。

用意するもの

住育マップ

ふせん鉛筆やペン

家族みんなでやる!という家族の気持ち

やり方

紙全体を十字に区切り、 その線の先に 「夢」「不満」「改善」「要望」と書きます。「夢」3年後、5年後、10年後… 家族それぞれが叶えたいこと、 やりたいこと何ですか? 「不満」今困っていることは? 物足りなくて満足できないことはありませんか? 「要望」今どんなことを望んでいますか? 強く求めていることはありませんか? 「改善」今現在、不満に思っていることを よくするための要望はありますか?

家族みんなが毎日必ず目にする場所に貼る。

1人ずつ別の色になるように ふせんの色を決めて、 1人1日1個ずつ、 ふせんに書いて貼っていきます。 「普通はできない」「これは常識だ」 などにとらわれず、 どんどん書いちゃいましょう。

区切り線

住育コミュニティケーションって?

どんな悩みがあっても

どんな環境にあっても

暮らしを楽しむ方法があります。

自分の心と自分

自分の心と家族。

そして自分の心と住まい(環境)。

この3つをつなげて考えること。

そして、それらを活かして暮らしを楽しむこと。

それが、住育コミュニケーションです。

私はこの約30年、母・妹とともにお母さん目線の家「住育の家」づくりをしてきました。

「住育の家」は大きな家やカッコイイ家ではなく、

そこに暮らす人の心を考え、家族の気配がわかり、

家族が仲良くなる工夫がたくさんつまった家です。

私は「住育の家」づくりをする過程で、

毎回、お客様に根掘り葉掘りお聞きします。

どんな家族になりたいですか?

どんなお母さん、妻でありたいですか?

子どもとどんなことをしたいですか?

どんな子どもに育って欲しいですか?

だんなさんと10年後、どんな夫婦になっていたいですか?

どんなものを食べて、どんな会話をしたいですか?

毎日、何が楽しくて、何が嬉しくて、何が不満で不安ですか???

そして、それをどうしたいですか?

私は、毎日このようにお話をお聞きして、

住まいと生活する人の心の関係(住育)について

深く掘り下げて考えるようになりました。

家を新築やリフォームする時に「住育の家」を建てることはステキなことですが、

実は、「住育の家」に住まなくても、

家族で暮らしを楽しむ方法・工夫がたくさんあります。

妻として、母として、また娘としての母との関係、経験、

そして多くのお客様と出会って、

今、私の手元に、たくさんの辿り着いた暮らしのヒントがあります。

間取りや家具の配置など大掛かりなものから、

言葉や習慣、些細な行動など時間もお金もかからないものまで、たくさん。

それが、家族で暮らしを楽しむ「住育コミュニケーション」です。

「住育コミュニケーション」を知って欲しい。

世界中のお母さんに一緒に楽しく、笑顔になって欲しい。

「住育コミュニケーション」を少し知るだけで、きっと心も軽くなります。

私の母はよく言っています。

「お母さんの右手にはパワーがある」

海の底より深い愛がお母さんにはあります。

まずは、子どもと手を繋ぐところから。

右手で子どもの頭を撫でて、右手で背中をポンポンポンとするところから。

「住育コミュニケーション」はそこから始まります。

「住育」が生まれた話

時代は、1946年 今から半世紀以上昔にさかのぼります。

少し、私の母の話をさせてくださいね。

私の母は、現在72歳。元気に今も「住育の家」づくりをしています。

生涯現役だそうで、「住育」や「住育の家」を伝えるために

足が痛くてもフラフラでも世界中、日本中を飛び回っている母です。

そんな母から、この住育が生まれた理由は、母の生い立ちにあります。

実は、幼少時代に、家族を3人も、お風呂場やトイレの温度差など家の中の事故で亡くしました。

どうして、安心するはずの場所で人が死ぬのか?大きな疑問が生まれました。

また、代々教師の家庭に育った母は、当たり前のように小学校の教師になりました。

家庭訪問で、子どもと家庭環境、間取りの関係性があることにも、疑問を持ちました。

そんなころに、実家の新築工事の現場監督をしていた父と出会い結婚。

工務店設立にともなって、母は学校の先生をやめて、

父の仕事を手伝うようになりました。

母の仕事は経理と雑務。

工務店としての家づくりは父の仕事で、母はあくまでお手伝い。

思うことがあっても、何かを意見できるような環境にはありませんでした。

けれど、

父のつくる家は、母の目にはお世辞にもいい家には見えませんでした。

家にいるのが一番長いのは、多くの場合「お母さん」なのに、

当時、家という大きな買い物はどこの家でも男の人をベースに話し合いが進められ、

家を買う家族の中で「お母さん」の意見を取り入れることはあまりなかったように思います。

家の間取りも、導線も、造り付けの家具も、子育てや家事、介護には向かない家。

そんな家が、男性と男性の話し合いでつくられる時代でした。

そんな時、母は思い切って、父に思っていることを伝えました。

生活に寄り添ったもっといい家ができると信じて。

その母に向かって父は、「ど素人は黙っとけー!!!」と怒鳴ったと言います。

母は、その父の言葉に立ち上がりました。

「ど素人がダメなら、プロになってやる!!」と。

そこから母の超多忙な毎日が始まります。

家事や育児、仕事の手は抜けません。

以前と変わらない生活にプラスして、夜は3つもの専門学校に続けて入学。

学校にいかせてもらえる事に感謝しつつ、できることは何でもしたと言います。

母はいつもヘトヘト。毎日、何をやっているんだろう

学校へ行く電車の中で泣いていたそうです。

時には、追い詰められて、私たち子どもを連れて死のうとしたり、

父の顔とよく似た私に手を上げることも多々ありました。

そんな母とのコミュニケーションは、親子の交換ノート。 (本:大丈夫だよお母さん 写真  )

「大きくなってママを助けてあげる」と交換ノートに書いていたからか?ずっと幼稚園の先生になることが夢だった私が、いつの間にか気付けば、家づくりの世界に入っています。(笑)

娘から見ても、母の生活を助けたいと思うくらいの疲れた母でした。

交換ノートを書きながら、母は私たち3人の子どもを育て、仕事をして、

3つの学校も卒業し、家づくり、インテリアに関わる資格をいくつも取得しました。

また、日本は福祉が遅れていると誰よりも早く、北欧まで福祉の勉強に行きました。

そこから、母は自分の知識をもとに、父に、そしてお客様に間取りの提案をするようになります。

その提案はいつも「お母さん」目線の家。

洗濯機は1階なのに物干しは2階、なんてことがないように。

家族の気配や温度、光や風を感じる家になるように。

家事動線や子育て・介護の動線はもちろん、

思いや夢に合わせて、

家族で過ごすリビングの作り方や夫婦の寝室、子ども部屋のあり方、玄関やトイレなど

隅から隅まで「お母さん」の目線を詰め込みました。

いつの間にか、母のプランは大人気に。

お客様からのご指名も多くなり、

ついには、父も母に「先生と呼ぶわ」と言うほど活躍するようになりました。

母は、テレビや新聞に出るようになり、日本全国から家の相談を受けるようになりました。

私たちの家も気づけば、建売住宅からバブルの波にのって豪邸へ。

けれど、2000年、バブル崩壊とともに突然、父が他界。

母は多額の借金を抱えることとなり、豪邸から小さな京町屋の借家に引っ越すことになります。

周りから見れば、不幸のどん底だったかもしれません。

けれど、その時に、「住まい」について、大切な事に気づくことになりました。

豪華で、大きくて、新しくても冷たい家がある。

逆に、古くて、小さくて、お金をかけていなくても、あたたかいい家がある。

そして、住まいで人やペットの精神状態まで影響することを自ら体験しました。

私達3人の子育て、祖母の介護など母の生きてきた経験や思いを全てつめこんで、

「お母さん」目線の家はブラッシュアップされていきました。

こうして、「住育」が誕生! 「住育の家」がつくられました。

母は、とてもパワフルです。

泣いたり怒ったりしながら、毎日を過ごしています。

パワフルだからこそ、人との衝突も少なくありません。

時には、そんな母にうんざりすることもありました。

それでも、私たちは母の「住育」に育てられました。

私は3人兄弟です。 

長女の私は、美術系の大学を卒業後、母の会社に入社。

イタリアへ留学し、日本の家庭とは違う「暮らしの楽しみ方」を学び肌で感じたり、

北欧やニューヨーク、世界中の「住まい」を見て回ったり、

「住まい」とそこに住む人の心の関係を深掘りしながら、

「住育の家」のみならず、「住育」や「住育コミュニケーション」を

多くの専門家や大学の先生方にもご協力いただき体系化し、今に至ります。

弟は、不動産業界で長年働いています。

妹は、一級建築士として独立し「住育の家」を設計しています。

母と同じように、「住育の家」に住み、夫と2歳の息子とで

住みながらのオープンハウスをしています。

そして今、私は夫と22歳の息子と15歳の娘と暮らしています。

子育てや夫婦関係に人並みに悩むことはありましたが、

同時に「住育」に助けられたこともたくさんあります。

母がはじめた「住育の家」づくりと

それをもとに、私が育ててきた「住育コミュニケーション」。

私や母に興味を持ってくれている娘も一緒に

これから、さらにどう育てていくか。

私たちだけではなく、多くの方の経験や思いもお聞きしながら、

「住育コミュニケーション」を広めて、育てたいと思っています。

これからが、ワクワク楽しみです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

住育マップ

「なりたい私」そして「家族関係が良好」に…家庭も仕事もうまくいく!

大満足の人生を過ごせる鍵!「住育マップ」

「夢はありますか?」

と聞かれて、すぐに答えられますか?

住まいづくりをする時に、私は最初にその質問をします。

その質問で、私は、多くのお母さんを目の前で泣かせてしまいました。

「息子がね…サッカー選手にね」

「娘がね…ケーキ屋さんに」

「夫が部長に…」

と家族のことばかり。

いえいえ、そうじゃなくて、

「あなた自身の夢は?」ともう1度お聞きしたら…

ぽろぽろ涙を流すお母さん。

「いつの間に、私は夢がなくなってしまったのでしょう」

そう青ざめて固まってしまったお母さんも…。

夢や、希望…

もっとこうしたい!ああなりたい!といった想いは、

お母さんでなくても誰もが持っているはず。

それらは、若い時に沢山持っていたはずです。

でも、

結婚して、子どもを産んで育てていると、自分のことは後回し。

日々の忙しさに追われてどんどん忘れていきます。

そして無意識にのうちに、自分のことを考える余裕がなくなり、

ポジティブな考え方をしなくなって…

心に鍵をかけてしまうお母さんも少なくありません。

でも、大丈夫。

ここでは、未来の「なりたい自分、家族」をつくるために

欠かせないツールを紹介します。

住育マップ、ベスト10シート、イメージシート、夢年表。

これらは

ポジティブな気持ちをもう一度すくいあげる

そんな役割りをしてくれる仕組みです。

鍵のかかった心を少しづつ開けてくれます。

どんな家族になりたい?

どんな私でありたい?

どんな毎日を送りたい?

と考えたとき、まずは自分自身の夢、

そして心の声を紐解いていくことはどうしても、欠かせません。

まずは『住育マップ』。

どうか重くとらえずに。

毎日1分でできますよ。

(住育マップの説明)

『住育マップ』

日常生活の中で「わざわざ言わなくてもわかるだろう」と思っている嬉しい気持ちや悲しい気持ち。

自分自身でさえ気づいていなかった「こんなことを大切に思っていたんだ」という気づき。

夢マップを作って言葉にして目にすることで、自分も家族も、家族みんなの心を知る第1歩となります。

用意するもの

住育マップ用紙(プリントアウトはこちら) ふせん(家族の人数分の色) ペン 家族みんなでやる!という家族の気持ち

1  紙全体を十字に区切り、その線の先に「夢」「不満」「改善」「要望」と書きます。

 「夢」3年後、5年後、10年後…家族それぞれが叶えたいこと、やりたいこと何ですか?

 「不満」今困っていることは?物足りなくて満足できないことはありませんか?

 「要望」今どんなことを望んでいますか?強く求めていることはありませんか?

 「改善」今現在、不満に思っていることをよくするための要望はありますか?

2  家族みんなが毎日必ず目にする場所に貼る。

3  1人ずつ別の色になるようにふせんの色を決めて、1人1日1個ずつ、ふせんに書いて貼っていきます。

  「普通はできない」「これは常識だ」などにとらわれず、どんどん書いちゃいましょう。

(まとめ)

住育マップを書くことで、相手が何を大切に思っているのか、価値観の共有ができます。

家族といっても、聞かなければ、言わなければ、わからないこともたくさんありますよね。

住育マップをされたあるお母さんが一言。

「価値観を共有することが、相手への思いやりに通じるんですね」

まさにこの言葉のとおりだと私は思います。

区切り線

「住育マップ」は、初級編です。

紙がいっぱいになってきたら、次は『夢シート』をやってみて!

続編に「夢シート』「イメージシート」「夢年表」をご用意しています。

少しずつやってみませんか?じっくり変化が現れてきますよ。

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